河川工事

 河川工事は自然災害から人々の生活を守る、土木工事の中でも重要性の高いものです。河川の上流部では砂防工事、地すべり防止工事、砂防ダムの建設が行われます。中流部・下流部では堤防の建設、床止め工事、河道整正といった方法が用いられるのが一般的です。

 近年の異常気象がもたらした大雨などにより、各地で河川の氾濫が問題になっています。河川工事とは、水害の発生を防止するために堤防を設置したり、床止めといった土木工事を施工することです。ひとたび河川の氾濫が起きれば、その損害は計り知れません。人々の安全な暮らしを守るために欠かせない極めて重要な土木工事と言えるでしょう。

土地造成工事

 土地造成工事とは自然の地形のままでは使いにくい場所に土木工事を行い、使いやすいように整地することです。適切な土地改良を行うには、まず、土地の特徴を正しく把握しなければいけません。さまざまな専門知識と技術が必要といえます。
 土地造成工事は生活基盤を支える重要な土木工事です。住宅地、市街地、研究学園都市、工業団地、レジャー施設、交通施設、処分場などすべて土地造成工事があってこそ形成できるといっても過言ではありません。多様な分野と関連していることもあり、さまざまな知識と技術を必要としていることも特徴です。

下水道管理設工事

下水道管埋没工事とは下水道本管を土の中に埋めていく土木作業です。工事を始める前に周囲の環境を十分に調査することが欠かせません。また、場所や条件によって違う施工方法が用いられますが、開削工法と推進工法がメインになります。
 下水道管は人々の暮らしを支えるなくてはならないものです。下水道管の埋没状況は下水道台帳に記され下水道局で管理されています。下水管埋没工事にあたっては、綿密な事前調査が必要です。また、下水道管埋没工事の方法には開削工法、推進工法、シールド工法などの工法がありますが、いずれも大規模な土木工事となります。
 

解体・基礎工事

解体工事
既存の構築物の解体撤去工事です。建物だけではなく橋梁や鉄塔の解体も含まれます。弊社では主に建物の解体を施工しております。木造や鉄筋鉄骨造など構造を問わず、また狭小箇所や崖付近での作業も実績があり対応可能です。

基礎工事
重要構造物の土台となる工事です。根切、基礎砕石、鉄筋工事、型枠工事、コンクリート工事と進みますがそれぞれの専門業者による施工となります。最近だと5G関連による通信設備設置の基礎工事を多く手掛けております。これからの社会インフラの一つとして通信網の整備が進んでいく中で重要な工事の一つです。

植生・モルタル吹付工事

吹付工事(植生工)
吹付工事の中でも種子、肥料、場合によっては基盤材を攪拌して圧送し施工面に吹き付ける工事です。施工面が盛土なのか切土なのか、勾配や硬度、pHによっても施工方法は様々です。中には金網を張ってから吹き付ける場合もあります。もちろん混合する種子も周辺環境や土壌にマッチしたものを選定します。植生することで施工基面に根が張り法面が安定します。

吹付工事(抑止工・抑制工)
吹付工事の中でコンクリートやモルタルを用いて法面に吹き付けて表面の安定を図る施工方法です。法面表面が風化していたり植生工では法面の安定が図れない場合に用いられることがあります。場合によっては金網やアンカーを地山に打ち込んでから吹き付ける場合もあります。急傾斜地などでは法枠(フレーム)を採用する場合もあります。

アスファルト舗装工事

道路の舗装整備には、アスファルト合材がよく使われています。アスファルト合材とは、アスファルトに骨材を混ぜ合わせてフィラー(つなぎ)を加えたものです。工事期間が短く工事費用もコンクリートと比べると安価なため、日本の一般道路では高い普及率となっています。

コンクリート舗装工事

コンクリートの路面は、丈夫で紫外線にも強く劣化しにくいという特長があります。メンテナンスコストを減らすために、駐車場の路面に用いられることが多いのですが、舗装完了までに工事日数を要するので、交通量の多い道路などでは長期間通行止めに出来ないため、施工しやすいアスファルトの方がよく使われています。コンクリートとアスファルトは、それぞれ特徴に一長一短あります。

駐車場工事

個人住宅や集合住宅での駐車場整備工事、またコインパーキングなどの事業用駐車場整備も施工しております。前者の場合は駐車する台数と候補地を総合的に判断してどのような形状で使用するのがベターであるかを検討して排水や動線を考慮した設計としております。また事業用の駐車場もロック板の有無や配線などを設備関係者と打合せしながら施工を行っており実績も多数ございます。

造園工事

造園工事とは、建設業許可制度で定められた専門工事の一つで、庭園や公園、緑地などの苑池を築造する工事のことを指します。また、道路やビルなどの屋上緑化・植生復元のための工事も含まれます。
 造園の目的は様々ですが、単に植栽の見栄えを良くすることだけが本来の目的ではありません。まず、どんな庭園を造りたいのかを明確にイメージしましょう。その上で植栽や土木などの知識に長けた専門の造園業者にイメージを具体化してもらうことが、理想の庭造りには不可欠です。

植栽工事

造園で最も重要なポイントの一つが植栽です。植栽工事は、個人のお庭以外にも、街路樹や公園の植樹など様々な場所で見かけることができます。ここでは植栽の種類や、目的に合わせた植栽方法などをご紹介していきます。樹木には常緑樹や落葉樹など様々な種類があり、それぞれ特徴も異なります。植栽の目的や植える場所によって、どの樹木が適しているかも変わってきますので、まずは植栽の種類や特性をしっかりと押えておきましょう。

庭木の伐採・抜根・移植

枯れ木の伐採や抜根、樹木の移植などは、高木になればなるほど素人には危険で難しい作業となります。大がかりな伐採になると重機の使用や、伐採後の処理なども必要になりますので、造園業者などのプロに工事を依頼するようにしましょう。

伐採とは、枯れた樹木や、育ちすぎて邪魔になった樹木を切り倒す作業のことです。また、抜根とは、切り倒した樹木の残りの部分を根っこから引き抜く作業のことをいいます。